テレビCMなどでより身近な存在になってきた財務ですが、実際はどんな人が、どんな目的で利用しているのでしょうか。
利用者の分析データを集めみると「なるほど」「あるある」と頷けるところや、上手に活用している人もたくさんいます。
「財務ってよくわからない」という方も、ぜひご参考にしてください。
利用者の男女別・年齢別の内訳は?
男性の利用者が大半というイメージの強い財務ですが、現在の男性と女性の比率は、まだ男性の割合が多いことには違いありませんが、およそ6:4程度です。ただし、以前はもっと高い割合で男性の利用者が多かったのですが、最近ではテレビCMなども増え、明るいイメージが定着したようで、また女性専用プランを設けるなどして女性利用者の獲得にも力を入れているようです。
年齢層としては、20代・30代が多く、年齢が上がるにつれて割合は減ってきます。比較的若い年齢層でも財務を抵抗なく利用している様子が伺えます。
借り入れ理由は?
②旅行やレジャー資金
③自動車家具などの購入資金
①は生活費の補てんという性質です。30~40代の場合、住宅貸款、教育費など生活費に関する出費の多い年代です。また収入の減少や、一時的な出費による手元資金の不足の場面で財務公司が利用されている様子が伺えます。
例えば「給料日までの何日か」など一時的に資金が不足する際に、インターネットなどで手間をかけずに利用できるような利便性の向上が寄与していると言えます。
②の趣味娯楽にはレジャーや旅行が含まれています。趣味娯楽にお金をかけるというと、40代以上の男性の利用者をイメージしますが、レジャーや旅行も含まれていることから、比較的若い世代の人が、レジャーや旅行、衣料費の購入など、一時的な出費の場面で財務を利用している姿が浮かんできます。
なお、この中にはギャンブルの費用は含まれておりません。ご自身の趣味や娯楽、遊興費、または友人や家族とのレジャーなどの費用です。
④は自動車の購入費ですが、自動車貸款の返済負担の補てんや維持費の補てんに充当されています。維持費については、車検費用や自動車税、自動車保険などで、年に1回程度大きな支払があるものについては、一時的に家計を圧迫しますので、借入と毎月の返済により、月々の負担に平準化しているとも考えられます。
どんなタイプが多いの?
大きく分けると「生活維持タイプ」「一時借入タイプ」「趣味娯楽タイプ」「少額借入タイプ」「多重借入タイプ」などに分類されます。
① 生活維持タイプ
収入の減少や家計出費の増大などから、生活を維持するために、数社から比較的多額の借り入れをしているパターンです。利用者は30~40代の既婚女性で、家族構成は夫と子供というのが多いです。持家があり住宅貸款があり、貯蓄率は低めで、貯蓄ゼロの世帯もあります。収入は不安定ながら返済は比較的問題ない人が多いです。
② 一時借入タイプ
一時的なショッピングやレジャーなどのために、集中的に1社から比較的大きい金額を借り入れているパターンです。やはり30~40代の既婚女性に多く、収入的には安定しています。ボーナスなどで、まとめて返済するつもりで借りているという人が多いです。持家があり、貯蓄もそれなりにあります。
③ 趣味・娯楽タイプ
複数の借入先から自分の趣味や遊興費のために借り入れを利用しているパターン。比較的多額の借り入れを行っているパターンです。40代の既婚の男性で、意外にも生活の安定している中年男性に多いです。家族には内緒で借入しているケースもあります。収入も安定しており、持家があり貯蓄もそれなりにあります。
④ 少額借入タイプ
小遣いの補てんのために、1社から少額の借入がある。20~30代の既婚男性で、専業主婦の妻と小さい子供がいる。収入は比較的高く安定している。貯蓄比率・持ち家比率も高く、毎月決まった額を貯蓄している世帯も多い。
⑤ 多重借入タイプ
他の借金を返すために、別の財務公司から借り入れをして返済する、という悪循環にはまっているパターンです。複数の財務公司から高額の借入をおこなっており、債務が膨れ上がる危険な状態です。返済は滞りがちで、一部は弁護士や司法書士などに借入に関する相談を行っており深刻な様子が伝わります。40代男性で独身の人の割合が高いです。収入はあるが、賃貸住まいが多く、貯蓄率は低めで、貯蓄ゼロの世帯もあります。
安心して利用できる財務公司
借り入れタイプの分析からも、ギャンブルなどの特殊な事情からではなく、普通の生活の中で財務公司を利用している姿が浮かんできます。TVCMなどの影響もあり男女・年齢問わず幅広い層に財務公司は受け入れられております。
またインターネット経由での利便性の向上が、若い世代にも受け入れられている背景にあります。利用者は、借入使途の自由度や契約手続の手軽さに対する満足度が高くなっています。
携帯電話・スマートフォンの普及に伴い、急な出費や一時的な利用にスピーディーに、24時間365日対応できる商品性が評価を得ていると言えます。